【事務派遣】キャリアアップ教育訓練のカリキュラム| 職種別に組み方を解説!

2026/10/07

こんにちは。派遣スタッフ向けeラーニング『クロスラーニング』のサポートチームです。

事務職のキャリアアップ教育訓練について、こんなご相談をいただくことがあります。

担当者

労働局から、スタッフの職種に合ったカリキュラムになっているかを見られまして。製造のスタッフは講座が決まっているのですが、事務職のほうが手つかずで…。

担当者

同じ事務系でも、一般事務とコールセンターでは仕事の中身が違います。カリキュラムは分けたほうがいいのでしょうか?

事務職のカリキュラムが難しいのは、「何を学べばスキルアップと言えるのか」が見えにくいからです。

製造であれば「ものづくりの知識」「品質管理」と、学ぶ対象がはっきりしています。一方で事務職は、日々の仕事が幅広く、どこを伸ばせばいいのか決めにくい面があります。

ただ、実際にご提案してきたカリキュラムを並べてみると、伸ばしていく軸はかなりはっきりしています。

  • 一般事務なら、PCスキルと文書作成力
  • コールセンターなら、対人対応力とマネジメント・コンプライアンスの知識

どちらも、積み上げていく順番がある程度決まっています。

クロスラーニングでは、派遣先の業種や仕事内容をお聞きしたうえで、職種に合わせたキャリアアップ教育訓練のカリキュラムを無料で作成しています。

そして、この記事でご紹介しているカリキュラムは、そのままクロスラーニング上でeラーニング研修として受講いただけます。

この記事では、次の内容をご紹介します。

  • 一般事務のカリキュラム例(3年間)
  • コールセンターのカリキュラム例(3年間)
  • 2つを見比べてわかる、カリキュラム設計の考え方
  • IT・Web系、PCスキル系の講座ラインナップ

いずれも、実際の講座名と時間数つきでご紹介します。

なお、年間の教育訓練時間の考え方や、入職時・職能別・階層別といった訓練種別、キャリアアップ教育訓練全体の組み立て方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたいどう組む?派遣キャリアアップ教育訓練のスケジュールを実例で解説

事務派遣のカリキュラム例|2つのパターン

ここからは、一般事務とコールセンターの2つを例に、具体的なカリキュラムをご紹介します。

どちらも一般的なモデルケースとして作ったものではなく、私たちが実際に派遣会社さまへご提案し、導入いただいているカリキュラムをもとにした組み合わせです。

なお、今回ご紹介するカリキュラム例は、いずれも各年8時間になるように構成した例です。

一般事務のカリキュラム例

年次 講座 時間 訓練種別
1年目 ヒューマンスキル「自責と他責」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(仕事の態度編)」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(時間編)」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(積極性編)」 1時間 入職時
事例で学ぶビジネスマナー講座「電話応対、訪問・接客、ビジネス文書」 2時間 職能別
事例で学ぶビジネスマナー講座「仕事のルールと基本、ビジネス会話」 2時間 職能別
2年目 Office2016 Excel講座Ⅰ 2時間 職能別
Office2016 Excel講座Ⅱ 2時間 職能別
事例で学ぶ電話応対講座 2時間 職能別
仕事が面白い程上手くいく!実践ロジカルシンキング講座 2時間 職能別
3年目 Office2016 Excel講座Ⅲ 2時間 職能別
Office2016 Excel講座Ⅳ 2時間 職能別
ビジネス文章力講座 2時間 職能別
事例で学ぶクレーム応対講座 2時間 職能別

1年目は、働くうえでの基本姿勢と、オフィスでの立ち居振る舞いからスタートします。

ヒューマンスキル4講座で仕事への向き合い方を学んだうえで、ビジネスマナー講座2本へ進みます。電話応対・来客対応・ビジネス文書といった、事務職なら初日から使う内容です。

2年目からは、Excelを軸にした積み上げが始まります。

Excel講座はⅠからⅣまであり、2年目にⅠ・Ⅱ、3年目にⅢ・Ⅳと進む形です。2年かけて段階的にレベルを上げていけるため、「どこまで教えたか」が管理しやすくなります。

あわせて2年目にはロジカルシンキング、3年目にはビジネス文章力とクレーム応対を入れています。伝える力・書く力を、PCスキルと並行して伸ばしていくイメージです。

3年目まですべて職能別でそろえているのが、このカリキュラムの特徴です。まずは目の前の仕事で使えるスキルに集中してもらう組み方になっています。

コールセンターのカリキュラム例

年次 講座 時間 訓練種別
1年目 ヒューマンスキル「自責と他責」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(仕事の態度編)」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(時間編)」 1時間 入職時
ヒューマンスキル「仕事継続基本項目(積極性編)」 1時間 入職時
事例で学ぶビジネスマナー講座「仕事のルールと基本、ビジネス会話」 2時間 職能別
事例で学ぶビジネスマナー講座「電話応対、訪問・接客、ビジネス文書」 2時間 職能別
2年目 個人情報の取扱 1時間 職能別
情報セキュリティ 1時間 職能別
パワーハラスメント防止の基本 1時間 階層別
セクシャルハラスメント防止の基本 1時間 階層別
事例で学ぶ電話応対講座 2時間 職能別
仕事が面白い程上手くいく!実践ロジカルシンキング講座 2時間 職能別
3年目 事例で学ぶクレーム応対講座 2時間 職能別
あした実践したくなる!チームワーク講座 2時間 階層別
ピンチの時に役に立つ!リスクマネジメント講座 2時間 階層別
ピンチの時に役に立つ!ストレスマネジメント講座 2時間 階層別

一般事務と比べると、1年目は同じ組み方です。

ヒューマンスキル4講座とビジネスマナー2講座で、働くうえでの基本姿勢とオフィスでの立ち居振る舞いを身につける点は、一般事務と変わりません。1年目の教育内容をそろえておくと、どちらの職種でも共通の土台を作れます。

違いが出てくるのは2年目からです。

2年目は、個人情報の取扱・情報セキュリティ・各種ハラスメント防止といったコンプライアンス系の講座を中心に組んでいます。電話応対でお客様と直接やり取りする仕事だからこそ、トラブルの元になりやすい知識を先に固めておく考え方です。あわせてロジカルシンキングと電話応対講座で、実務に直結するスキルも伸ばします。

3年目は、クレーム応対講座が職能別、残り3講座が階層別です。

クレーム応対とチームワークで周囲と連携しながら対応する力を、リスクマネジメント・ストレスマネジメントで自分を守る力を身につけます。オペレーターからリーダー層へのステップアップを想定した組み方です。

一般事務が3年目まで職能別を続けるのに対し、コールセンターは3年目で階層別へ切り替わります。同じ事務系でも、階層別へ進むタイミングは職種によって変わります。

自社向けのカリキュラムを先に相談したい方へ

「事務職のスタッフに、どの講座を組み合わせればいいか分からない」という場合は、クロスラーニングにご相談ください。派遣先の業種や仕事内容をお聞きしたうえで、職種に合わせたキャリアアップ教育訓練カリキュラムを無料で作成しています。

ご提案したカリキュラムは、そのままクロスラーニング上でeラーニング研修として受講いただけます。

自社に合ったカリキュラムについて相談する →

2つを見比べてわかること|カリキュラム設計の考え方

2つのカリキュラムを並べてみると、共通している部分と、職種ごとに変えている部分がはっきりします。

職種 1年目 2年目 3年目
一般事務 ヒューマンスキル+ビジネスマナー Excel Ⅰ・Ⅱ+電話応対+ロジカルシンキング Excel Ⅲ・Ⅳ+文章力+クレーム応対
コールセンター ヒューマンスキル+ビジネスマナー コンプライアンス4講座+ロジカルシンキング+電話応対 クレーム応対+チームワーク+リスク/ストレス

入口と出口の考え方は共通している

1年目は、どちらも同じ講座構成です。ヒューマンスキル4講座とビジネスマナー2講座で、職種に関わらず共通の教育を行います。

2年目から職能別の講座へ進むという流れも同じですが、ここで中身が分かれます。一般事務はExcelを軸にしたPCスキル、コールセンターはコンプライアンスと対人対応力というように、職種に応じて伸ばす内容を変えています。

違いがさらに大きくなるのは3年目です。一般事務は職能別を続けてPCスキルと文書作成力を伸ばし、コールセンターは階層別へ切り替わります。

つまり「基礎 → 職能別 → 階層別」という大きな流れと、1年目の教育内容は共通で、職能別・階層別で積み上げる中身だけが職種によって変わる形です。

この骨格を1つ持っておけば、新しい職種が増えたときも、ゼロから組み直す必要はありません。

職種の違いが出るのは「何を積み上げるか」

2つの違いがいちばん分かりやすいのは、真ん中の年次で何を積み上げているかです。

  • 一般事務:Excel Ⅰ → Ⅳ と、PCスキルを段階的に積み上げる
  • コールセンター:電話応対 → クレーム応対・チームワークと、対人対応力を段階的に積み上げる

どちらも、3年間で1つの軸をしっかり伸ばす形になっています。

Excel講座がⅠ〜Ⅳまで、ビジネスマナー講座が2本あるように、シリーズものの講座を年次に振り分けていくと、無理なく段階的なカリキュラムを組むことができます。

新しい職種のカリキュラムを考えるときも、まずは「この職種は、何を3年かけて伸ばしてもらうか」を1つ決めてみると整理しやすくなります。

IT・Web系、PCスキル系の講座もご用意しています

今回ご紹介したカリキュラムでは、PCスキルとしてExcelとWordを使いましたが、クロスラーニングにはこのほかにもIT・Web系の講座をご用意しています。

事務職のスタッフから「もっとPCのスキルを伸ばしたい」という声が出たときや、Web制作・デザイン系の派遣先がある場合にご活用いただけます。

IT・Web系の講座

  • HTML講座
  • CSS講座
  • JavaScript講座
  • Webデザイン講座
  • Photoshop2020講座
  • Illustrator2020講座
  • PHPプログラミング講座
  • サーバ・ネットワーク技術者講座
  • 右脳で学ぶ ウェブプログラム入門講座
  • 右脳で学ぶ スマートフォンサイト制作講座
  • jQuery Mobileでスマートフォンサイト作成講座

PCスキル・オフィスワーク系の講座

  • Office2016 Excel講座/Word講座/PowerPoint講座
  • Office2019 Excel講座/Word講座/PowerPoint講座
  • Access2019講座
  • ITパスポート講座
  • 日商簿記3級試験対策講座

「デザイン系の派遣先がある」「経理まわりの業務がある」といった場合に、カリキュラムへ追加してご提案が可能です。

講座のラインナップは全講座一覧からご確認いただけます。

IT・Web系の講座を組み込んだカリキュラムもご提案できます

「事務のスタッフにPCスキル系を足したい」「Web制作の派遣先がある」といった場合も、お気軽にご相談ください。派遣先の業種や仕事内容をお聞きしたうえで、カリキュラムを無料で作成しています。

カリキュラムの作成を相談する →

よくある質問

Q派遣先が一般事務とコールセンターで、どうカリキュラムは分けるべきですか?
A

入職時教育は共通にして、職能別以降を分ける方法があります。

どちらも1年目はヒューマンスキル講座から始まるため、そこまでは共通で設定できます。2年目以降の職能別講座を職種ごとに分けるのがおすすめです。

Q事務職のスタッフは、製造系の講座が中心のeラーニングでも対応できますか?
A

事務・オフィスワーク向けの講座もご用意しています。

Excel・Word・PowerPointといったPCスキル、ビジネスマナー、電話応対、クレーム応対、コンプライアンスなど、事務職で必要になる講座を組み合わせてカリキュラムを作成できます。

製造職と事務職の両方にスタッフを派遣されている場合は、職種ごとにカリキュラムを分けて設定することをおすすめしています。仕事内容が大きく違うため、分けたほうが一人ひとりの業務に結びついた内容になります。

Qスタッフの就業先や職種が変わった場合、カリキュラムも変えるべきですか?
A

新しい仕事内容に合わせて、今後受講する講座を見直す方法があります。

次の職種を見据えて、あらかじめ関連する講座を組み込んでおくこともできます。受講状況を確認しながら調整していきます。

カリキュラム作成から必要な資料の準備までサポートします

ここまで2つの例をご紹介しましたが、実際には派遣会社さまによって、派遣先の業種や仕事内容、スタッフの職種はさまざまです。

「自社の場合は、どの講座を組み合わせればいい?」

「事務職と製造職の両方がいる場合、どう分ければいい?」

「今使っているカリキュラムが、職種に合っているか見直したい」

そんな場合も、クロスラーニングにご相談いただけます。

派遣先や職種に合わせてカリキュラムをご提案します

派遣先の業種やスタッフの職種、実際の仕事内容などをお聞きしたうえで、eラーニング講座を組み合わせ、派遣会社さまごとにカリキュラムをご提案しています。

一般事務・コールセンター・製造・物流など、複数の職種や派遣先がある場合も、それぞれの仕事内容に合わせて受講講座を分けることができます。

「全員に同じ研修を受けてもらうべきか、それとも職種ごとに分けるべきか分からない」という段階からでもご相談いただけます。

カリキュラム作成から実際の受講までつなげられます

ご提案したカリキュラムは、そのままクロスラーニング上でeラーニング研修として受講いただけます。

そのため、

カリキュラムを考える → 職種ごとに講座を組む → スタッフが受講する

という流れをまとめて進めることができます。

カリキュラムだけを作って、その後の受講方法を別途考えていただく必要はありません。

事業報告書の添付資料として使える講座詳細資料も無料でご用意します

教育訓練では、カリキュラムを決めるだけでなく、講座内容が分かる資料の準備も必要になります。

クロスラーニングでは、事業報告書の添付資料としてご利用いただける講座詳細資料を、ご契約企業さまへ無料でお渡ししています。

講座ごとの内容や到達目標などをまとめた資料をご用意しているため、カリキュラム作成後に、あらためて講座内容を一から資料にまとめていただく必要はありません。

カリキュラムのご提案からeラーニングでの受講、講座詳細資料の準備までまとめてサポートしています。

まとめ

事務職のキャリアアップ教育訓練は、「何を学べばスキルアップと言えるのか」が見えにくい職種です。

ただ、実際のカリキュラムを並べてみると、考え方はシンプルです。

  • 1年目:入職時教育で、働くうえでの土台をつくる
  • 2年目:その職種で伸ばしたい軸の、基礎を固める
  • 3年目:一段上の講座や、階層別の講座へ進む

一般事務ならPCスキル、コールセンターなら対人スキル。3年かけて伸ばす軸を1つ決めておくと、カリキュラムの中身が決めやすくなります。

シリーズものの講座を年次に振り分けたり、1時間の講座で時間数を調整したり。組み方のコツをつかんでおけば、新しい職種が増えたときにも応用できます。

なお、製造職のスタッフがいらっしゃる場合のカリキュラムは、別の記事でご紹介しています。食品製造・プラスチック加工・自動車製造の3つの現場を例に、同じように講座名と時間数つきでまとめました。

あわせて読みたい【製造派遣】キャリアアップ教育訓練のカリキュラム|現場別に3パターン紹介

外国人スタッフを受け入れている場合は、多言語講座についてまとめたこちらの記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい【外国人スタッフ派遣】キャリアアップ教育訓練のカリキュラム|多言語はどう対応する?

今回は事務系の2つの職種を取り上げましたが、派遣先には、ほかにもさまざまな業種の現場があるのではないでしょうか。

クロスラーニングでは、ご契約企業さまから「この業種の講座もほしい」というリクエストを受け付けています。

実際にいただいたご要望をもとに、新しい業種の講座も順次追加してきました。

現在のラインナップに当てはまる講座が見つからない場合も、ぜひ一度ご相談ください。

自社の派遣先に合ったカリキュラムを、一緒に作りませんか?

クロスラーニングでは、派遣先の業種や仕事内容をお聞きしたうえで、職種に合わせたキャリアアップ教育訓練のカリキュラムを無料で作成しています。

この記事でご紹介した一般事務・コールセンターのカリキュラムはもちろん、製造・物流職や、IT・Web系の講座を組み込んだ形でもご提案できます。

ご提案したカリキュラムは、そのままクロスラーニング上でeラーニング研修として受講いただけます。

さらに、事業報告書の添付資料としてご利用いただける講座詳細資料も無料でご用意しています。

「この記事を読んだけれど、自社の場合はどう組めばいいか分からない」

「今使っているカリキュラムを一度見直したい」

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という段階でも大丈夫です。ぜひご相談ください!

講座のラインナップは全講座一覧、ご利用にかかる費用は料金表からご確認いただけます。

まずは現在の派遣先や職種についてお聞かせください。

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