限られた予算内で採用活動を行わなければならない中小企業にとって、Indeed(インディード)の無料掲載は効果的な選択肢のひとつです。
Indeedは世界No.1の求人サイト(※1)でありながら、無料掲載(※2)から始められます。しかし、「無料でどこまでできるのか」「どのような手順で無料掲載を行うのか」「無料でも効果があるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
※1 Comscore, 総訪問数, 2025年3月
※2 利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
本記事では、Indeedの無料掲載で利用できる機能や、メリット、掲載手順、効果を高めるコツなどについて、詳しく解説します。
【この記事で分かること】 ・Indeedの無料掲載と有料掲載の違いと利用できる機能 ・無料掲載の具体的な手順と募集の仕方 ・無料掲載で効果を高めるコツと注意すべきポイント |
Indeedは無料掲載できる?
Indeedでは、採用活動に必要な基本機能を無料掲載※で利用できます。
一般的に求人サイトの利用が有料であるなか、Indeedの無料掲載※は、コストを抑えて採用活動を行いたい場合の魅力的な選択肢です。
ここでは、Indeedにおける無料掲載と有料掲載との違いや、無料掲載※でできることについて、詳しく見ていきましょう。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
Indeedの掲載方法には無料と有料がある
Indeedに求人掲載する方法には、「無料求人投稿」と、有料オプションの「スポンサー求人」があります。それぞれの違いを簡単にまとめると以下の通りです。
無料求人投稿※とは | 求人掲載や応募者管理といった、採用活動で必要な基本機能が無料掲載で利用できる |
有料オプションとは(スポンサー求人) | 「無料求人投稿」で利用できる機能に加え、採用活動の効果を高める機能が利用できるようになる |
無料掲載でできること・できないこと
Indeedの無料掲載では、企業ページや求人票の作成・投稿から応募者管理まで、採用活動に必要な基本機能を無料掲載※で利用できます。採用が決定しても成功報酬がかかることはありません。
ただし、より多くの求職者に対して求人情報を表示させたい場合や、表示回数・クリック率といったデータを活用した分析を行いたい場合には、有料オプションを活用する必要があります。
下表は、無料掲載でできること※と、できないことを、それぞれまとめたものです。
できること | ・自社の魅力を紹介する企業ページの作成 ・Indeed上での求人票作成・投稿 ・掲載した求人情報の更新 ・応募者情報の一覧やメッセージの送受信、Indeed以外のルートで来た応募情報のインポートができる候補者一括管理 ・候補者との面談に役立つWeb面接機能 |
できないこと(有料オプションでできること) | ・より多くの求職者にアプローチすること ・有料掲載中の効果を分析・レポート出力すること |
無料掲載と有料オプションでは、Indeedへ求人情報を掲載する方法にも違いがあります。Indeedへ求人情報を掲載する方法は、「直接投稿」「求人情報連携」の2つです。
<直接投稿>
求人企業が、IndeedのWebサイト上で自ら求人情報を作成・投稿したものが、Indeedに掲載される方法です。
企業ページを持っていない場合や、まずIndeedを確かめてみたい場合、早く掲載したい場合などにおすすめです。
<求人情報連携>
求人企業が、Indeedと連携しているATS(採用管理システム)等に求人情報を掲載することで、Indeedにも掲載される方法です。
例えば、採用支援ツールの「エアワーク」で求人票を作成すると、Indeedと自動で連携して、エアワーク上で作成した求人票がIndeedで公開されます。
Indeed無料掲載のメリットと活用効果
Indeedは有料オプションの利用も可能ですが、無料掲載※だけでも、以下のように多くのメリットがあります。
- 採用コストを抑えられる
- 多くの求職者に求人を届けられる
- スピーディーに採用活動をスタート・改善できる
- 長期的な採用活動でも安心して利用できる
各メリットについて、詳しく見ていきましょう。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
採用コストを抑えられる
Indeedの無料掲載※を利用する最大のメリットは、採用活動にかかるコストを大幅に抑えられることです。
多くの求人広告では、写真やテキストの量、掲載期間などに応じて費用が変動するプランや、採用が決まったタイミングで成功報酬が発生します。そのため、広告費の負担が採用のハードルになりがちです。
Indeedの無料掲載※なら、企業ページの作成から採用確定まで費用をかけずに利用することができ、コストを気にする必要はありません。
多くの求職者に求人を届けられる
多くの求職者の目に触れるチャンスがある点も、Indeedのメリットです。
Indeedは世界No.1求人サイト(※1)であり、日本でも月間2,000万以上(※2)の求職者が利用しています。規模が大きいぶん、多くの人に情報を届けられる可能性があります。
※1 引用:Comscore, 総訪問数, 2025年3月
※2 引用:SimilarWeb, 総訪問数, 2025年6月
スピーディーに採用活動をスタート・改善できる
Indeedは無料掲載※できるため、コストを心配せず、すぐに採用活動を始められます。掲載を始める際も、面倒な書面での契約手続きがいりません。アカウントを開設すればそのまま求人情報の投稿に進めます。
さらに、一般的な求人サイトでは求人票を投稿してから公開されるまでに2週間程度かかる場合もありますが、Indeedなら最短で数時間、最大でも72時間以内に掲載が開始されるスピード感も魅力です。そのため、急ぎで人材を確保したいときにも柔軟に対応できるでしょう。
加えて、掲載後に求人票を修正したい場合も、Indeedの担当者に連絡する必要はなく、管理画面から自分で編集できます。タイムリーに情報を更新しながら、状況に応じた採用活動を効率よく進められる点が大きなメリットです。
長期的な採用活動でも安心して利用できる
Indeedの無料掲載※は、掲載期間に制限が設けられていません。期限を気にする必要がないため、「急ぎで人員を確保する必要はないが、条件に合う良い人材がいれば採用したい」といった中長期的な採用方針でも、コストをかけずに求人情報を公開し続けることが可能です。
追加の掲載料や期間延長の手続きが不要なため、手間も費用もかからず安心して継続的な採用活動を行えます。
Indeed無料掲載のやり方・手順
上述の通り、Indeedへ求人情報を無料掲載※する方法には、求人票を直接Indeed上で作成・投稿する直接投稿と、採用管理システム(ATS)を通じて自動的にIndeedへ求人を掲載する2つの方法があります。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
採用管理システム(ATS)を利用する場合は、ATS上で求人票を作成すれば自動的にIndeedに掲載されるため、掲載開始を待つだけです。
なので、ここでは「直接投稿」の方法を紹介します。
- 1.Indeedのアカウントを登録する
公式サイトからメールアドレスなどを入力、またはSNSアカウントを連携してIndeedアカウントを作成します。
- 2.登録完了メールからアカウント認証を行う
届いたメールに記載されている認証ボタンをクリックし、認証を完了させます。
- 3.管理画面で求人情報を登録する
募集内容や仕事内容、勤務地など、画面の案内に従って必要事項を入力します。
- 4.「無料で投稿する」をクリックして投稿完了
内容を確認し、問題がなければ投稿を確定します。
- 5.Indeedによる審査が行われる
投稿後、数時間から最大72時間程度で内容の審査が実施されます。
- 6.審査完了後に掲載開始
審査に通過すると求人情報がIndeedに公開され、登録メールに掲載開始の通知が届きます。
このように、簡単なステップで求人の募集を始められるのも魅力です。
Indeed無料掲載で効果を高めるコツ
ここまで紹介したように、Indeedは無料掲載※でも十分な機能が利用でき、掲載の手順も簡単です。しかし、ただ投稿するだけでは応募が集まらないこともあります。
無料掲載※でも応募効果を高めるためには、以下のコツを押さえることが重要です。
- 業務内容を具体的に記載する
- 職種タイトルだけで業務内容や魅力が伝わるようにする
- 検索されやすいキーワードを盛り込む
順番に見ていきましょう。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
業務内容を具体的に記載する
求人票には、応募者が実際にどんな仕事をするのかイメージできるよう、業務内容を具体的に記載しましょう。
とくに未経験者も採用対象に含む場合は、どのような業務を行うのかを分かりやすく説明することで、応募のハードルが下がります。その際、専門用語は避け、誰でも理解できる言葉で説明すると良いでしょう。
例えば、「カスタマーサポート」ではなく、「○○に関するお客様からの電話やメールでの問い合わせ対応、対応内容のデータ入力」と記載すれば、具体的な業務のイメージを持ってもらいやすくなります。
職種タイトルだけで業務内容や魅力が伝わるようにする
求人票の職種タイトルは、検索結果の中で最も目立つ箇所に表示される重要な要素です。そのため、どのような仕事か一目で伝わる表現にすることで、クリック率を大きく高めることができます。
伝わりやすい職種タイトルを作成する際のポイントは次のとおりです。
- 1.30文字以内に収める
スマートフォンの表示では、1行あたり15文字程度×2行までしか表示されません。途切れないよう、全体で30文字以内に収めることが重要です。
- 2.具体的な業務内容を盛り込む
どのような業務内容かを分かりやすく記載することでクリック率が高くなります。例えば単に「事務」とするのではなく、「営業担当者のサポート事務」と具体的な業務内容を盛り込みましょう。
- 3.略称だけで記載しない
例えば「PM」だけではどのような職種なのか分かりづらく、そもそも検索されない可能性が高くなります。略称を入れる場合は「プロジェクトマネージャー(PM)」というように、正式名称とセットで記載しましょう。
- 4.記号を使わない
目立たせるために使いがちな「!」「?」「★」などの記号はクリック誘発目的とみなされ、ポリシー違反となる可能性があるため、使わないようにしましょう。
検索されやすいキーワードを盛り込む
求職者は求人を探す際、希望する職種や条件のキーワードを入力して検索します。そのため、よく検索される用語を求人票に盛り込むと効果的です。
例えば、「美容部員」なら「化粧品販売」と検索されやすいでしょう。また、「残業なし」「平日のみOK」「シフト制」といった職種以外のキーワードでも検索されることがあります。
どのような働き方やスキルを重視する人に届けたいのかを意識しながら、キーワードを盛り込みましょう。
Indeedの無料掲載における注意点
最後に、Indeedの無料掲載※を効果的に活用するための注意点として、次の2点を押さえておきましょう。
- ほかの求人に埋もれやすい
- 掲載されない場合がある
ひとつずつ解説します。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
ほかの求人に埋もれやすい
Indeedは利用者数が多いだけに、毎月新しく掲載される求人情報も多くあります。そのため、無料掲載の求人は数多くの情報の中に埋もれてしまいやすく、求職者の目に留まりにくいです。
この問題を解決するためには、求人情報の書き方に工夫が必要です。また、より多くの求職者にアプローチしたい場合は、有料オプションの利用も検討すると良いでしょう。
掲載されない場合がある
Indeedでは、無料掲載・有料オプションの利用に問わず、Indeedの掲載基準を満たさなければ掲載されません。また、Indeedはすべての求人を無料掲載すると保証しているわけではないため、Indeedの独自の判断により掲載が見送られるケースもあります。
例えば以下のような場合には掲載されません。
- 1つの求人に異なる職種を複数記載する
(例:1つの求人で販売スタッフと事務員の2つの職種を募集する) - 採用活動に必要のない情報の提供を要求する
(例:住所や電話番号、家族構成の情報を要求する) - 差別にあたるワードを記載する
(例:30代まで、日本国籍の方に限る、主婦歓迎 など) - 労働基準法や労災保険法に違反している募集内容
- プラットフォームを不正に使用する
(例:表示順の操作、掲載基準を回避する内容、それらを可能にするシステムの開発 など)
まとめ
Indeedでは、採用活動に必要な基本機能を無料掲載※で利用できます。無料掲載※で利用できるのは、企業ページの作成や求人票の作成と投稿、Web面接機能や候補者一括管理機能などです。Indeedへ求人情報を掲載する方法は、主に「直接投稿」「求人情報連携」の2つがあります。
Indeed無料掲載※は、採用コストを抑えられるほか、多くの求職者に求人を届けられ、求人票の投稿や公開、修正までスピーディに行えることなどがメリットです。無料掲載でも効果を高めるためには、業務内容は具体的に、職種タイトルは分かりやすく、検索されやすいキーワードを盛り込んで記載しましょう。
Indeedの無料掲載※はメリットが多いですが、他の求人に埋もれやすく、掲載されない場合があります。また、Indeedに慣れていない企業では、効果的な求人広告運用が難しいケースもあるでしょう。
※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます
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