Indeedの代理店とは?運用を依頼するメリットや代理店の選び方

澤田 有佑

WRITER澤田 有佑

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Indeedでの採用活動を成功させるためには、効果的な求人広告や継続的な運用改善が必要です。しかし、ノウハウやリソースが不足している企業にとって、自社だけで運用を行うのは簡単ではありません。

そこで注目されているのが、Indeed代理店による運用代行サービスです。

本記事では、Indeed代理店の役割や種類、依頼するメリット・デメリット、代理店を選ぶポイントなどについて、詳しく解説します。

【この記事で分かること】
・Indeed代理店の役割と公式認定制度について
・代理店の種類(求人広告代理店・WEB広告代理店・ATSメーカー)と特徴
・代理店活用のメリット・デメリットと適している企業の特徴

Indeedの代理店とは?

Indeedの代理店とは、Indeed 広告の販売代理店として公式に認定された代理店です。豊富な実績に基づいた質の高いサポートを提供しています。

Indeedは独自のアルゴリズムを採用し、世界No.1求人サイト(※)として多くの求職者が利用しています。そのため、運用方法によって、応募数や採用数に大きな差が生まれます。

代理店に依頼することで、豊富なノウハウを活かした最適な広告運用を行い、採用広告の効果を向上させることが可能です。

※引用:Comscore, 総訪問数, 2025年3月

代理店の役割

Indeedの代理店は、戦略立案から実際の運用まで幅広いサポートを提供します。具体的なサポート内容には以下のような例がありますが、代理店によってさまざまです。

サポート内容詳細
ヒアリング・戦略立案企業が求める人物像や採用課題をヒアリングし、最適な採用戦略を立案する。採用市場の動向や、Indeedの検索傾向を踏まえ、効果的な広告設計を行う。
アカウントの作成Indeedでの求人掲載に必要なアカウントの開設を代行する。
求人原稿の作成・投稿検索にヒットしやすいキーワードの使用、求職者の目を引く魅力的なタイトル、企業の魅力が伝わる文章の作成など、Indeedのガイドラインに準拠しながらプロの視点で原稿を作成し、掲載する。
運用効果の分析と改善クリック率や応募数などのデータを細かく分析。状況に応じて求人内容の修正を行い、広告のパフォーマンスを最大化する。
レポーティングと次回施策の提案掲載期間終了後、応募状況や採用成果をまとめたレポートを作成。数字をもとに、どの部分を改善すべきか具体的な提案を行い、次回の採用活動に活かせるようサポートする。

公式認定されている代理店「Indeed認定パートナー」

「Indeed認定パートナー」は、Indeedに公式に認定された代理店です。

認定パートナーに依頼することで、以下のようなサポートを受けられます。

  • 豊富な知識と最新情報を活用

Indeed広告運用に関する知識と経験を活かし、常に最新の情報を取り入れながら採用企業のニーズに合わせた広告運用をサポートします。

  • さらに効果的な広告運用

原稿作成や広告運用・分析を通じて、継続的に改善を行い、より効率的で効果的な採用活動を実現できます。

  • 自社コストの削減

運用を任せることで、出稿に必要な時間や人件費を大幅に削減でき、採用担当者はコア業務に集中できます。

また、特に優秀な成績を収める代理店には、実績に応じてステータスが付与されます。このステータスは、「BRONZE」から始まり、順に「SILVER」「SILVER+」「GOLD」「PLATINUM」の5段階です。

クロスリンクでは数多くの企業様にパートナーとして長くお付き合いさせていただいており、その実績が評価されて「SILVER+」ランクの認定を受けています。

Indeed代理店の種類と特徴

Indeed代理店には、公式に明確な分類があるわけではありません。  

ただ、特徴や得意分野ごとに整理して考えると、以下の3つに分けてイメージするとわかりやすいでしょう。

  • 求人広告代理店
  • WEB広告代理店
  • ATS(採用管理システム)メーカー

それぞれ得意分野やサポート内容に特徴があり、企業の採用課題に応じて適したパートナーを選ぶことが重要です。ここでは、上記の代理店の特徴について紹介します。

求人広告代理店

求人広告代理店は、Indeedを含む、さまざまな求人サイト・採用プラットフォームへの求人掲載を専門に行う代理店です。採用市場の動向や業界特性を踏まえた求人戦略が強みで、採用担当者の負担を軽減しつつ成果を追求します。

また、すべての求人案件においてIndeedが最適とは限りません。エリアや職種、募集内容によっては他媒体のほうが効果的な場合もあります。求人広告代理店は各サイトの特性を踏まえて、最も効率良く採用できるメディアを選定し、企業に最適な提案を行うのが魅力です。さらに、代理店によっては求人広告の運用だけでなく、応募者対応のサポートや採用コンサルティングなど幅広いサポートを提供している会社もあります。

WEB広告代理店

WEB広告代理店では、WEB広告(リスティング広告やディスプレイ広告など)の運用代行を得意としています。リスティング広告とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示する広告のことで、ディスプレイ広告はWebサイトやアプリ上に表示させる広告です。これらの仕組みはIndeedの広告運用と似ているため、WEB広告代理店はその経験やノウハウを活かしIndeedの運用を手がけています。

WEB広告代理店はデータ分析に強みを持ち、SNSの運用やSEO対策も含めた幅広い支援が可能です。デジタルマーケティング全般の知識を活用して、包括的なオンライン採用戦略を提案できるのが特徴です。

クロスリンクは、このWEB広告代理店に分類されますが、求人広告運用にも強みを持っています。10万件を超える求人原稿データをAI技術で分析し、各サイトの特性や市場動向に合わせた最適な施策を提案しています。Indeedだけでなく、求人ボックスやスタンバイといった他媒体にも精通しており、採用課題やニーズに応じて最適なチャネルを組み合わせた提案が可能です。

また、「必ず担当がつく専任体制」「シニアレベルの運用者による伴走支援」など、より丁寧で専門性の高いサポートを行っています。

ATS(採用管理システム)メーカー

ATS(採用管理システム)メーカーとは、応募者の情報管理や選考の進捗状況の可視化など、採用活動を効率化するためのシステムを開発・提供する会社のことです。

Indeedでは、「Indeedエントリー」に対応したATSを利用すると、ATS上で作成した求人情報を自動的にIndeedに掲載でき、ATS上で応募データを一元管理することが可能です。そのため、すでにATSを導入している企業や、今後導入を検討している企業には、ATSメーカーは検討するべき選択肢のひとつになるでしょう。

ただし、多くのATSメーカーは、自社システム経由での求人掲載(求人情報連携)が主軸です。そのため、Indeedの管理画面から直接求人を作成・投稿する「直接投稿」の運用ノウハウは限定的である場合があります。

Indeed代理店に依頼するメリット・デメリット

メリットデメリット
・採用にかかる時間と手間を削減できる
・豊富なノウハウと最新情報を活用できる
・求人戦略の総合的なサポートを受けられる
・コストが発生する
・自社にノウハウが蓄積されにくい
・代理店によってサービス内容や効果に差がある
・対応のスピード感が損なわれることがある

Indeed代理店への依頼を検討する際は、メリットとデメリットを十分に理解した上で判断しましょう。ここでは、Indeed代理店に依頼するメリットとデメリットを、それぞれ紹介します。

メリット

Indeed代理店に運用を依頼する主なメリットは以下の通りです。

  • 採用にかかる時間と手間を削減できる
  • 豊富なノウハウと最新情報を活用できる
  • 求人戦略の総合的なサポートを受けられる

各メリットについて、詳しく見ていきましょう。

採用にかかる時間と手間を削減できる

Indeed代理店を利用するメリットのひとつが、採用活動にかかる時間と手間を大幅に軽減できる点です。求人原稿の作成や媒体への掲載、広告の調整や効果分析など、手間のかかる業務を代理店が代行してくれるため、採用担当者は面接対応や内定者フォローといった、より価値の高い業務に集中できます

豊富なノウハウと最新情報を活用できる

Indeed代理店は、数多くの企業の求人広告を日常的に運用しています。そのため、媒体特有の仕組みや、応募を集めるための実践的なノウハウを豊富に持っているのが特徴です。また、Indeedの仕様変更やアルゴリズムの変更など、頻繁に変化するルールや傾向にいち早く対応できるのも、代理店ならではの強みでしょう。

さらに、法改正に伴う原稿調整にも対処できるため、コンプライアンス遵守につながります。こうした豊富な知識と情報を活かすことで、内部で試行錯誤するよりも短期間で応募効果を高めやすいです。

求人戦略の総合的なサポートを受けられる

本来の目的は応募者の獲得であるため、必ずしもIndeedにこだわる必要はありません。代理店はIndeed以外の採用プラットフォームも取り扱っていることが多く、募集案件に応じて最適な媒体を提案してくれる点も大きな魅力です。

クロスリンクでは、Indeedをはじめとする採用プラットフォームだけでなく、幅広い集客手法に対応しています。

【広告を活用した手法】
求人媒体・求人ボックス
・スタンバイ
・ギガバイト
・HRアドプラットフォーム
その他の広告媒体・Google広告
・Yahoo!広告
・SNS広告

その他に、広告以外の集客手法としてSEO(検索エンジンからの流入を増やす取り組み)の支援も可能です。

デメリット

Indeed代理店は、活用することでさまざまなメリットを得られますが、一方で以下のようなデメリットがあることも理解しておく必要があります。

  • コストが発生する
  • 自社にノウハウが蓄積されにくい
  • 代理店によってサービス内容や効果に差がある
  • 対応のスピード感が損なわれることがある

各デメリットについて、詳しく見ていきましょう。

コストが発生する

Indeed代理店に依頼する場合、運用代行の手数料が発生します。この手数料の相場は、広告費用の20%程度です。例えば広告費用が10万円なら、代行手数料は2万円が相場といえるでしょう。

また、代理店を通じて運用する場合、一般的にはIndeedの有料広告(スポンサー求人)を利用することが前提です。そのため、代理店に依頼する場合は「Indeedの広告費用」と「運用代行の手数料」の両方がかかります。

とはいえ、代理店に運用を任せれば、採用担当者の時間や人件費を削減できるほか、豊富なノウハウを活かした効果的な運用により、応募数や採用数の増加が期待できるため、費用対効果は高いといえるでしょう。

自社にノウハウが蓄積されにくい

代理店に運用を任せきりにすると、自社の従業員が、運用プロセスや広告改善のポイントを学ぶ機会が少なくなります。その結果、自社内にIndeed広告の知見や運用ノウハウが蓄積されにくく、将来的に内製化を進めたい場合や代理店を切り替えたい場合に、支障をきたす可能性があります。

そのため、代理店に任せる場合でも、定期的に運用レポートの内容を共有してもらったり、改善のプロセスを把握したりすることで、自社に知見を残していく工夫が必要です。

代理店によってサービス内容や効果に差がある

Indeed代理店は多く存在し、それぞれ得意分野や提供できるサポート内容に違いがあります。求人広告に特化している代理店もあれば、Web広告全般を強みとする企業もあります。

そのため、どの代理店に依頼するかによって、採用活動の効率化や運用の成果に大きな差が出る点には注意しましょう。事前によく比較し、自社に合ったパートナーを選ぶことが重要です。

対応のスピード感が損なわれることがある

代理店を介してIndeed広告の運用を行う場合、広告内容の修正や予算調整などの対応が必要になった際にも代理店を経由します。そのため、自社で運用する場合に比べて、対応に時間がかかりやすいです。

代理店に依頼する前に、修正依頼から実際に反映されるまでの目安時間を確認しておきましょう。また、チャットツールや定期的なミーティングなどを活用し、コミュニケーションの円滑化を図ることで、迅速な対応を可能にする工夫も必要です。

代理店の活用がおすすめな企業

以下のような企業は、Indeed代理店の活用がおすすめです。

  • Indeedの運用経験が乏しい企業
  • 運用のリソースが不足している企業

それぞれの企業について、詳しく解説します。

Indeedの運用経験が乏しい企業

Indeedは世界No.1求人サイト(※)なだけあり、掲載されている求人数も非常に多いです。ただし、数が多い分だけ競合も多く、求職者の目に留まる求人票を作成するのは簡単ではありません。Indeedの運用経験が少ない企業は、思うように成果を出せないケースも少なくないでしょう。

※引用:Comscore, 総訪問数, 2025年3月

成果を出すためには、効果的なキーワードの選定など、専門的な知識が必要です。ノウハウがないまま運用を始めると、予算をかけても十分な応募が集まらなかったり、コストばかりが増えてしまうリスクがあります。

その点、Indeed代理店に依頼すれば、豊富な運用実績に基づいたノウハウを活かし、的確な戦略で運用をサポートしてもらえます。プロの支援を受けることで、より短期間で効果的な採用活動を行えるでしょう。

運用のリソースが不足している企業

広告を掲載しただけでは、必ずしも成果が出るわけではありません。応募や採用に至るまでには時間がかかることもあるため、継続的な分析と改善が不可欠です。

採用担当者の人数が限られていたり、日常業務が多忙で求人広告の運用に十分な時間を割けない企業にとって、Indeed代理店の活用は効率化の大きな味方となります。代理店に依頼すれば、アカウント作成から求人原稿の作成・出稿、クリック率や応募数の分析、効果的な改善策の実施まで幅広く任せられます。

Indeed代理店を選ぶときのチェックポイント

Indeed代理店に依頼する際は、信頼できる代理店を慎重に選定することが重要です。代理店を選ぶときのチェックポイントは以下のとおりです。

  1. 1.実績があるか・認定を取得しているか
  2. 2.Indeed以外のサポートも可能か
  3. 3.サービスの範囲と手数料が明確か

ひとつずつ解説していきます。

【1】実績があるか・認定を取得しているか

代理店を選ぶ際、まず注目したいのは「信頼して依頼できる代理店か」という点です。

Indeedの運用は専門知識や経験が成果に直結します。運用実績が豊富で、さまざまな業種や規模の企業を支援してきた代理店であれば、採用課題に応じた的確なアドバイスや運用ノウハウを提供してくれるでしょう

実績を確認する際には、ホームページに掲載されている事例をチェックしたり、代理店に直接ヒアリングしたりするのがおすすめです。

公式に認定された「Indeed認定パートナー」であることも、一定の運用スキルや実績がある証です。また、Indeed認定パートナーにはランクが存在します。「BRONZE」から始まり「SILVER」「SILVER+」「GOLD」「PLATINUM」とランクが上がっていきます。

【2】Indeed以外のサポートも可能か

求人市場はIndeedだけでなく、求人ボックスやスタンバイなど、多様な求人サイトが存在します。採用の目的やターゲットによって、Indeedが最適でない場合も珍しくありません。そのため、幅広い採用手法を提案できる代理店を選ぶと、より柔軟に戦略を組み立てられます

【3】サービスの範囲と手数料が明確か

Indeed代理店を選ぶ際は、サービスの範囲と手数料が明確であることを必ず確認しましょう。一般的に運用代行の手数料は広告費用の20%が相場といわれていますが、この費用に何が含まれているのかは代理店によって異なります。

例えば、求人原稿の作成や修正提案、レポート作成などを手数料に含む代理店もあれば、部分的にオプション費用が発生する場合もあります。自社に最適な代理店選びには、費用とサポート内容のバランスを比較検討することが欠かせません

まとめ

Indeed代理店は、専門的なノウハウと豊富な経験を活かして、Indeedの求人広告の運用を専門的にサポートする外部パートナーです。求人広告代理店、WEB広告代理店、ATSメーカーといった複数の種類が存在し、それぞれに特徴と強みがあります。

代理店を依頼するメリットは、時間と手間の削減や最新情報の活用、求人戦略の総合的なサポートを受けられることなどです。一方で、コストがかかるほか、自社で採用に関するノウハウが蓄積されにくいといったデメリットも存在します。

代理店選びの際は、実績と認定の有無や、Indeed以外のサポートが可能か、サービス範囲と手数料の明確さを重点的にチェックすることが重要です。

クロスリンクでは、Indeed認定パートナー「SILVER+」の実績と、一般的な相場より低い手数料で高品質なサポートを提供しています。「必ず担当がつく専任体制」「シニアレベルの運用者による伴走支援」など、より丁寧で専門性の高いサポート体制も魅力です。これから、Indeedでの採用活動を行おうとしている企業様は、ぜひお気軽にクロスリンクにご相談ください。

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澤田 有佑

WRITER

澤田 有佑

株式会社クロスリンク取締役。システムエンジニアを経て独立し、年間1億円以上のWeb広告運用やSEO実務を経験。Indeed認定パートナー(Silver+)、求人ボックスダブルスター代理店として、中小企業から大手企業まで採用課題を幅広く支援。応募数改善や採用単価削減の成功事例を多数持つ。現在は生成AIを活用した求人広告運用・コンテンツ制作に注力し、本メディアで採用マーケティングの最新知見を発信している。

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