Indeed PLUSとタウンワークの関係性・連携のメリット・注意点を徹底解説

澤田 有佑

WRITER澤田 有佑

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長年、多くの採用担当者に利用されてきた求人メディア「タウンワーク」。その掲載方法が、2025年3月末をもって大きく変わりました。

これまで主流だった掲載料金を支払って直接掲載する方法が終了し、今後は求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS(インディードプラス)」を通じて掲載するのが主要なルートとなります。

では、Indeed PLUSとタウンワークは一体どのような関係なのでしょうか?

 この変更は、貴社の採用活動にどのようなメリットをもたらすのでしょうか?

この記事では、その関係性の全てから、具体的なメリット、そしてスムーズに移行するための注意点までを、どこよりも分かりやすく徹底解説します。

ぜひこの記事を参考に、貴社の採用戦略を加速させてください。

【結論】タウンワークはIndeed PLUSの「連携求人メディア」の一つ

まず結論からお伝えします。タウンワークは、Indeed PLUSの求人情報が配信される連携求人メディアの一つです。

これは、Indeed PLUSが連携する複数の求人サイト群、すなわちIndeed PLUS連携求人メディアネットワークに、タウンワークが含まれていることを意味します。 

このネットワークには、Indeedはもちろん、タウンワークの他に、
・リクナビNEXT
・とらばーゆ
・はたらいく
といった、リクルートグループが運営する主要な求人サイトが参加しています。

Indeed PLUSの連携求人サイト紹介

※ Indeed PLUS 利用の際には、Indeedの利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます。
※1 Indeed PLUS連携求人サイトのうち、求人の内容・特性や閲覧・応募
状況等に照らしてIndeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します。
※2 (出典)Similar web 総訪問数 2025年3月
※3 (出典)株式会社ヴァリューズ シェア調査 2024年6月 (日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、 Indeed・タウンワーク・とらばーゆ・はたらいく・フロム・エー ナビ・リクナビNEXT・リクナビ派遣を利用しているユーザーの割合。人材紹介等を除いた約60サイトを競合求人サイトとし、PC・スマートフォン間の重複は加味せず集計。)
※4 Indeed PLUS 連携求人サイトは随時追加予定です。掲載対象となる連携求人サイトの種類や掲載可能時期は変更の可能性があります。主なIndeed PLUS連携求人サイト一覧はこちらをご参照ください。

つまり、Indeed PLUSを利用することで、あなたの求人はタウンワークだけでなく、これらの多様なメディアに掲載されるチャンスが生まれます。

Indeed PLUSとタウンワークの連携の仕組み【求人はどう届く?】

では、実際にあなたが投稿した求人は、どのような仕組みでタウンワークを含む求職者に届けられるのでしょうか。

そのプロセスは、大きく分けて、
①求人の投稿
②配信の最適化
③連携メディアへの配信 という3つのステップで構成されています。

求人配信プラットフォーム Indeed PLUSとは

※ Indeed PLUS 利用の際には、Indeedの利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます。
※1 Indeed PLUS連携求人サイトのうち、求人の内容・特性や閲覧・応募状況等に照らしてIndeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します。
※2 (出典)株式会社ヴァリューズ シェア調査 2024年6月 (日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、 Indeed・タウンワーク・とらばーゆ・はたらいく・フロム・エー ナビ・リクナビNEXT・リクナビ派遣を利用しているユーザーの割合。人材紹介等を除いた約60サイトを競合求人サイトとし、PC・スマートフォン間の重複は加味せず集計。)
※3 掲載対象となる連携求人サイトの種類や掲載可能時期は変更の可能性があります。

それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

①求人の投稿

全ての始まりは、求人情報の投稿です。Indeed PLUSで求人を配信するには、主に以下の2つの方法があります。

  • Indeedに直接求人を投稿する
    Indeedの採用企業向け管理画面から、直接求人情報を作成・投稿する方法です。
  • Indeed PLUS連携ATS※1を利用する
    Indeed PLUSと連携しているATS(採用管理システム)を利用して求人情報を登録・掲載する方法です。

いずれかの方法で投稿された求人が、次の「配信の最適化」のステップへと進みます。

※ Indeed PLUS 対象外の求人の運用はこれまで通り Indeed への掲載が可能です。
※1 ATSとはApplicant Tracking System の略で、「採用管理システム」のことを示します。

②配信の最適化

Indeed PLUSは、以下の公式な定義に基づき、求人にとって最も効果的だと判断した連携求人メディアへ自動的に配信します。

Indeed PLUS連携求人サイトのうち、求人の内容・特性や閲覧・応募状況等に照らして、Indeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します。

採用担当者様が「どのサイトに掲載しようか…」と悩む必要はありません。

③連携求人メディアへの配信

最適化のプロセスを経て、最終的に求人はタウンワークを含む連携求人メディアに配信・掲載されます。

これにより、採用担当者様が個別に各サイトへ登録や申し込みをしなくても、一度の投稿で、その求人に最も関心を持つ可能性の高い求職者が集まる場所へ、情報を届けることが可能になります。

なお、連携求人サイトは今後も随時追加される予定であり、掲載対象となるサイトの種類や掲載が開始される時期は変更される可能性があります。

タウンワークへの直接掲載は2025年3月末に終了

これまで多くの採用担当者にとって馴染みの深かった、タウンワークへの求人掲載方法が、市場の変化に伴い大きく変わりました。

株式会社リクルートの公式発表によると、同社が運営するタウンワークを含む複数の求人メディアにおいて、掲載期間や広告枠に応じて料金を支払う「掲載課金」モデルのサービス提供は、2025年3月末をもって終了しました。

これにより、従来のようにタウンワークへ直接料金を支払い、単体で求人広告を掲載することはできなくなりました。

この方針転換は、リクルートホールディングスが公開した決算説明資料にも明記されており、今後は求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」に一本化して運営されることが示されています。

人材領域が提供するジョブボードのうち、新卒採用支援プラットフォームであるリクナビを除くジョブボードでは、広告掲載課金、すなわち「PayPerPost」モデルのサービス提供を当連結会計年度末に終息させ、2026年3月期以降はHRテクノロジー事業におけるIndeed PLUSに一本化して運営します。

出典:株式会社リクルートホールディングス「2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」

つまり、これからの時代にタウンワークの幅広い読者層へアプローチしたい場合、Indeed PLUSを理解し、活用することが不可欠となったのです。

タウンワークを利用したい!Indeed PLUSを活用する3つのメリット

タウンワークへの掲載方法がIndeed PLUSに一本化されることは、採用担当者にとって単なる変化ではありません。

むしろ、これまでの採用活動をさらに加速させる、3つの大きなメリットをもたらします。

メリット①:より広く、多様な求職者層にアプローチできる

Indeed PLUSを活用する最大のメリットは、その圧倒的なリーチ力です。

これまではタウンワークの読者層に限定されていたアプローチが、Indeed PLUS連携求人メディアネットワーク全体に広がります。

このネットワークには、Indeed本体やリクルートグループの多様な求人サイトが参加しており、国内主要求人サイト利用者の最大約7割※にリーチできるとされています 。

これにより、今まで出会えなかった新しい層の求職者に、あなたの求人を届けるチャンスが生まれます。

※ Indeed PLUS 利用の際には、Indeedの利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます。
※ (出典)株式会社ヴァリューズ シェア調査 2024年6月 (日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、 Indeed・タウンワーク・とらばーゆ・はたらいく・フロム・エー ナビ・リクナビNEXT・リクナビ派遣を利用しているユーザーの割合。人材紹介等を除いた約60サイトを競合求人サイトとし、PC・スマートフォン間の重複は加味せず集計。)

メリット②:求人管理の手間を削減できる可能性がある

複数の求人サイトを利用していると、媒体ごとの入稿作業や応募者管理が煩雑になりがちです。

Indeed PLUSなら、連携ATSなどから一度求人を投稿するだけで、複数の連携求人サイトへ求人が掲載される※可能性があります 。

さらに、複数のサイトを経由した応募者情報も、Indeedの管理画面や利用中のATSで一括管理が可能です 。

これにより、採用にかかる手間と時間が大幅に削減され、より重要な業務に集中できるようになります。

※ Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります。

メリット③:クリック課金による採用コストの最適化が期待できる

Indeed PLUSは、求人がクリックされて初めて費用が発生するクリック課金制を採用しています 。

表示されるだけでは費用がかからず、求人に関心を持った求職者のクリックに対してのみ料金が発生するため、無駄なコストを抑え、費用対効果の高い採用活動が期待できます 。

<コスト比較シミュレーション>

比較項目掲載課金モデル (従来)クリック課金モデル (Indeed PLUS)
料金発生の仕組み掲載期間・広告枠に対して費用が確定求人広告がクリックされた時に費用発生
コスト例掲載料5万円で5件応募 → 応募単価1万円クリック単価100円、100クリックで1件応募 → 応募単価1万円
最適化の可能性応募数に関わらず費用は固定求人内容の改善で80クリックで1件応募になれば → 応募単価8,000円
※上記はあくまでシミュレーションです。

このように、運用次第で採用コストをさらに最適化できる可能性があります。

Indeed PLUSの効果を最大化するための具体的な運用方法や、採用目標に合わせた予算設定の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>Indeed PLUS(インディードプラス)とは?料金・効果やメリット・注意点を徹底解説

Indeed PLUSとタウンワークに関するよくある質問

ここでは、Indeed PLUSとタウンワークの連携に関して、採用担当者の皆様から特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. Indeed PLUSを使えば、必ずタウンワークに掲載されますか?

いいえ、掲載は保証されません。

Indeed PLUSの最大の特徴は、求人の内容や求職者の動向に応じて、最も効果的だと判断された連携求人メディアへ自動で配信先を最適化する点にあります。

そのため、求人によってはタウンワークに掲載されることもあれば、他の連携メディアにのみ掲載されることもあります。

Indeedの公式資料にも「Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります」と記載されています。

Q. 料金体系はどうなりますか?

Indeed PLUSは、求人がクリックされるごとに費用が発生するクリック課金制です。

従来のタウンワークのような、掲載期間や広告枠に対して料金が固定される掲載課金制とは異なり、求人への関心度に応じて費用が発生するため、コストの最適化が期待できます。

クリック単価の相場や効果的な予算設定の考え方については、こちらの記事で解説しています。

まとめ|タウンワークに掲載したい場合はIndeed PLUSを利用するしかない

本記事では、Indeed PLUSとタウンワークの新しい関係性から、その仕組み、採用担当者にとってのメリットまでを詳しく解説しました。

重要なポイントを改めて整理します。

  • タウンワークはIndeed PLUSの主要な「連携求人メディア」の一つです。
  • 2025年3月末をもって、タウンワークへの直接掲載(掲載課金モデル)は終了しました。
  • これにより、タウンワークに求人を掲載するための主要なルートは、Indeed PLUSを利用する方法に一本化されました。

この変化は、採用担当者にとって単なる掲載方法の変更ではありません。

Indeed PLUSを活用することで、タウンワークの利用者だけでなく、

  • 多様な求職者層へアプローチする「リーチ力」
  • 一度の投稿で複数メディアへ展開できる「業務効率」
  • クリック課金による「コスト最適化」

という、これからの採用市場を勝ち抜くための強力な武器を手に入れるチャンスです。

この大きな変化に対応し、Indeed PLUSの効果を最大限に引き出すためには、専門的な知識と戦略が不可欠です。

「自社の場合、どんな運用が最適なんだろう?」
「最初の予算はいくらにすべき?」といった具体的なお悩みも出てくるかと思います。

弊社クロスリンクでは、お客様一社一社の状況に合わせた最適なIndeed PLUSの活用法をご提案しています。少しでもご不明な点やご興味がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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澤田 有佑

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澤田 有佑

株式会社クロスリンク取締役。システムエンジニアを経て独立し、年間1億円以上のWeb広告運用やSEO実務を経験。Indeed認定パートナー(Silver+)、求人ボックスダブルスター代理店として、中小企業から大手企業まで採用課題を幅広く支援。応募数改善や採用単価削減の成功事例を多数持つ。現在は生成AIを活用した求人広告運用・コンテンツ制作に注力し、本メディアで採用マーケティングの最新知見を発信している。

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