求人ボックスとIndeed(インディード)の違いを5項目で比較

プルネダ・マイケル

WRITERプルネダ・マイケル

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求人ボックスとIndeedは、どちらも求人案内を掲載できるサイトです。

求人ボックスは、「価格.com」「食べログ」「キナリノ」を提供する株式会社カカクコムが運営しています。Indeedは、「リクナビNEXT」「タウンワーク」などを提供する株式会社リクルートホールディングスが運営するサイトです。

この記事では求人ボックスとIndeedの、5つの違いを紹介したうえで、どちらを選ぶべきなのかをケースごとに解説していきます。

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【この記事で分かること】
・求人ボックスとIndeedの違い
・求人ボックスとIndeedの強み
・求人ボックスとIndeedに掲載をおすすめする企業

求人ボックスとIndeed(インディード)の違い

求人ボックスとIndeedの違いは以下の5つです。

  • 掲載方法
  • ユーザー数
  • 掲載料金
  • サポート体制
  • 応募者との連絡手段

各項目ごとに、詳しく見ていきましょう。

掲載方法

求人ボックスの掲載方法には、「直接投稿」「クローリング」「XMLフィード」「採用管理システム(ATS)の4種類があります。

一方、Indeedの掲載方法は「直接投稿」と「求人情報連携」の2種類です。

それぞれの掲載方法の特徴は以下のとおりです。

検索エンジン掲載方法詳細
求人ボックス直接投稿求人ボックス上で求人情報を作成・投稿する方法
クローリングWeb上にある求人情報が自動で掲載される(掲載をコントロールすることはできない)
XMLフィード自社の採用サイトと連携し、その情報を求人ボックス上に掲載する方法
採用管理システム(ATS)求⼈企業が、求人ボックスと連携している採⽤管理システム(ATS)等に求⼈情報を掲載することで、求人ボックスにも掲載される⽅法
Indeed直接投稿求⼈企業が、IndeedのWebサイト上で⾃ら求⼈情報を作成・投稿したものが、Indeedに掲載される⽅法
求人情報連携Indeedと連携しているATS(採⽤管理システム)等に求⼈情報を掲載することで、Indeedにも掲載される方法

直接投稿と採用管理システム(ATS)は、求人ボックスとIndeedの両方で採用されています。直接投稿のメリットは、自社のホームページに職員採用ページがない場合でも、求人ボックスやIndeedのサイト上で採用活動ができる点です。

採用管理システム(ATS)の活用は、求人ボックスやIndeedなど複数の求人媒体に一括で求人情報を配信できる点が大きなメリットです。たとえば、ATS上で作成した求人情報を求人ボックスやIndeedに自動で反映させることで、媒体ごとの手動投稿が不要になります。

求人ボックスの掲載情報に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

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求人ボックスの掲載料金はいくら?無料・有料で異なるプランの違い

ユーザー数

求人ボックスの月間訪問者数は1,237万人(2025年3月実績)、Indeedの月間訪問者数は2,060万以上(2025年5月実績)※1です。

※1 引用:SimilarWeb,総訪問数,2025年5月

Indeedは60ヵ国以上で使われている世界No.1の求人サイト※2なだけあり、日本だけでも求人ボックスより多くの利用者数を誇ります

※2 Comscore, 総訪問数, 2024年3月

ただし、Indeedはユーザー数が多いぶんライバルも多いため、閲覧数や応募数も同様に増えるとは限らないのです。

掲載料金

求人ボックスもIndeedも、募集から採用まで完全無料で利用できます。ただし、有料プランを利用すれば、より効果的なアプローチが可能です。

有料プランの料金体系は、求人ボックスもIndeedも掲載されている求人情報がクリックされたときに費用が発生する「クリック課金型」なので、ムダな費用は発生しません。

■有料プランのクリック単価

求人ボックス[手動運用]25~1,000円の範囲内で予算を設定することが可能
[自動運用]1日・1ヵ月・期間指定のいずれかの期間で設定した予算に基づき、25~1,000円の範囲内でクリック単価を自動調整
Indeed自動調整(予算の設定も可)

求人ボックスの場合、クリック単価を25円に設定し、求人情報のクリック件数が100件なら「25円×100件」で、2,500円(+消費税)を支払うことになります。

求人ボックスの掲載料金については以下の記事で詳しく解説しています。

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サポート体制

求人ボックスのサポートは、メールでのやり取りで開始時の掲載方法を問い合わせる方式です。

一方、Indeedの場合は、電話による無料の初期設定伴走サービスを受けられ、以後は問い合わせフォームから問い合わせる形になります。

電話でのやり取りであれば不明点を伝えやすく、疑問を速やかに解決できるため、サポートの手厚さを重視するのであればIndeedがおすすめです。

応募者との連絡手段

求人ボックスでは、応募者の連絡先が企業に共有されます。企業は自社の連絡ツールを用いて応募者と連絡を取る必要があります。

Indeedは、管理画面上で応募者とのメッセージのやり取りが可能です。さらにはWeb面接にも対応しているため、採用活動の一連の流れをIndeed内で完結することが可能です。

自社の連絡ツールが充実しているなら求人ボックスでも問題ありませんが、Web面接のツールを持ち合わせていない場合は、Indeedを利用すると良いでしょう。

求人ボックスとIndeedどちらを選ぶべき?

求人ボックスとIndeedはどちらも利用者の多い求人サイトです。無料での利用もできるなど共通点も多く、どちらが自社に適しているのか判断に迷う方も多いでしょう。

ここでは、求人ボックスとIndeedそれぞれの強みを整理し、最適な活用方法をご提案します。

応募の「質」を重視するなら求人ボックスを選択

求人ボックスの強みは、戦略的な運用によって応募の質を高められる点にあります。

求人ボックスの有料掲載では「性別・年齢」などのターゲット絞り込み機能や、求人原稿内のキーワード単位でクリック単価の設定・除外が可能です。

また、直接投稿であれば、実際に働いている社員のインタビューや、この仕事に向いている方の特徴など、独自の項目で詳しく伝えられます。これらの機能によって、自社が求める人材に近い層へピンポイントでアプローチし、有効応募率を高めやすいのが特徴です。

またクリック単価を、25~1,000円の範囲で手動調整できるため、低予算でも効率的な運用がしやすく、自社の採用戦略に合わせた柔軟な調整が可能です。

※Indeedのクリック単価は自動調整が基本となっており、単価の細かなコントロールが難しい傾向にあります

応募の「量」を最大化したいならIndeedを活用

Indeedの最大の強みは、圧倒的な利用者数によって応募数を最大化できる点です。

求職者数が非常に多いため、多くの人材にアプローチすることができ、「応募数最大化」を目的とした広告メニューも充実しています。とにかく応募の母数を増やしたい場合に適しています。

ただし、求人ボックスも顧客満足度1位に選ばれるなど、求職者のニーズを的確に捉えたサービスとして利用者数を伸ばしており、今後はその差が縮まっていくかもしれません。

採用状況に応じて選択・併用するのがおすすめ

結論として、状況やKPIに応じて使い分けるのが良いでしょう。もちろん、双方を併用して成果が出ている方へ予算を振り分ける方法も効果的です。

それぞれ異なる強みを持つサービスのため、求人内容・採用スケジュール・予算などに応じて、柔軟に使い分けることが重要です。

まずは自社の採用課題や予算に応じていずれかを選択し、余裕があれば両方のサービスを併用して効果を比較検証することで、より効率的な採用活動につなげられるでしょう。

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まとめ

求人ボックスもIndeedもWeb上に求人情報を掲載できるサイトです。

求人ボックスはIndeedと比べると小規模な求人サイトであるため、費用を抑えつつ効果的に求職者にアピールしたい場合におすすめです。Indeedは、多くの求職者に対して求人情報を見てもらいたい場合や外国人の雇用を考えている企業に適しています。

クロスリンクは、求人ボックスやIndeedなど複数の採用媒体での実績・経験があり、運用継続率は97%以上。業種・職種問わず、各企業に合わせた最適な運用支援をご提供いたします。

運用だけでなく、サイトや原稿について総合的にサポートしておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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プルネダ・マイケル

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プルネダ・マイケル

株式会社クロスリンクのマネージャー。過去、化粧品ブランドでSNS運用とブランドPRを担当後、人材業界に転身。現在はクロスリンクで求人広告事業を統括し、Indeed、求人ボックス、スタンバイなどの求人媒体を活用した採用支援を展開。「まずやってみる」をモットーに、最新のトレンドをいち早く実践し、AIを活用した原稿改善や効果測定にも取り組む。クロスリンクはIndeed認定パートナーであり、現在はSilver+ に位置。求人ボックスではダブルスターの代理店。各媒体の特性を活かした効果的な求人広告運用のノウハウを蓄積、本媒体で情報を発信している。

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